福岡市産のヒョウモンの中では唯一の多化性の南方系ヒョウモン。3月下旬頃よりそろそろ姿を見せ始め,年に数回発生を繰り返す。海岸線より山頂部まで普遍的に分布し,どこでも見られる普通種。以前より個体数が増えた気がする。他のヒョウモンが野生のスミレの仲間を食べるのに対し,本種は栽培種のスミレもよく食べ成虫の行動範囲も広く,市街地の小中学校校庭に植えられたパンジーなどにもよく発生する。♀は前翅先端に黒と白の大きな紋を持ち,♂とすぐに見分けが付くがこれは南方に産する有毒チョウのカバマダラに擬態することにより保身しているのだといわれている。 |