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OUTLINE

                                                  タテハチョウ科 Nymphalinae
 オオウラギンヒョウモン
  Fabriciana nerippe nerippe (C.& R. Felder)

ハンカイソウを訪花したオオウラギンヒョウモン♂

 本種は典型的な草原性のヒョウモンで,低地から中山にかけて分布する種。かつては中央区南公園などにもっとも普通に分布していたヒョウモンであった。当時は環境変化と呼べるようなものはなく,ある地域の昆虫相が将来変化するなどとは考えもしない時代であり,本種のようなもっとも普通種は珍種と比べて記録が極端に少ない。今や本種は全国的に絶滅に瀕しており,わずかに九州に数カ所の産地がかろうじて残っているにすぎない。本種の場合,山焼きとの密接な関係があるともいわれるが,過去の産地である低丈の芝草原は放置によって背の高いススキ草原化しており,本種も絶滅しているケースがほとんどである。

ハンカイソウを訪花したオオウラギンヒョウモン♂(長崎県大野原)  

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