ヒョウモンというのは翅に豹のような紋をもつチョウの意で,普通は♂♀ともに似たような紋がある。本種は♂と♀とで翅の色や模様が全く異なっており,初めて見る人には同じ種類とはとうてい思えない。また,他の多くのヒョウモンとは異なって,主として低標高の自然林に棲む森林性の種で,年1化。林間の狭い草地などで訪花する。1960年代頃までは中央区南公園でも発生していたが,次々と棲息地が消滅してゆき,最近の西区能古島での再発見まで長い間記録が途絶えていた。他県でも本土での発生地は消滅傾向にあり,比較的環境変化の少ない島嶼での残存が確認されている。 |