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OUTLINE

                          シロチョウ科 Pieridae
 ツマグロキチョウ
   Eurema laeta betheseba (Janson)

草間で休むツマグロキチョウ秋型の♂

 平地から山麓部にかけて分布する。荒れた裸地などにかぎって生える背の低いカワラケツメイを食草としている。裸地は数年で背の高い草に覆われ,カワラケツメイは消滅することが多い。本種は広い移動性でこの事態に対応しているようだが,近年は裸地が極端に少なくなり,あったはずのカワラケツメイが見あたらなくなっている。本種も極端に少なく,珍品になってしまった。このように遷移していく植物相のごく短期間の特殊な状況下に棲息する種にとって,これまでは絶えず人手が定期的に入っていた里山の放置消滅化は,その種の存続に大きく影響を及ぼしている。

草間で休むツマグロキチョウ秋型の♂  

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