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OUTLINE

                      アゲハチョウ科 Papilionidae
 ナガサキアゲハ
  Papilio memnon thunbergii von Siebold

木陰で午睡するナガサキアゲハ夏型♀

 有名な医学者であり博物学者でもあるシーボルトによって長崎で採集されたためナガサキアゲハという。本種の幼虫は栽培種のミカン科を好むため,民家や人里周辺に多い。中央区天神や博多区博多駅前などのビル街の街路樹を飛び回っているのをよく見かけるが,周辺地区からの飛来個体だと思われる。日本本土産の黒色アゲハのなかでは唯一尾状突起がないが,南洋では♀に尾状突起が現れる型が混じる。また,稀に本土でも尾状突起を持つ♀が採集されたこともあるが,他所からの飛来個体か残存遺伝形質かよくわかっていない。

木陰で午睡するナガサキアゲハ夏型♀  

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