3月24日,パリの一夜が開けました。身支度を整え0階の食堂へ降りました。
こちらではフロントがある1階は0階。2階から上が客室で,客室を1階,2階と数えます。
食堂ではもう早い仲間が食べています。
フランスの朝食は質素です。硬い小ぶりのクッペとバターをたっぷり練りこんだクロワッ
サンが一個ずつ,ジャムかバターをつけて食べます。飲み物はカフェ・オーレか紅茶。別
途注文すればジュースが出ます。これでおしまい。ちぎる指先がべとべとになるほどバタ
ーたっぷりのクロワッサンは逸品でした。
奥方様はここでもコーヒーについて出てきた可愛らしい角砂糖がお気に入りで,ホテル
のマダムに頼み込み,後でこっそりと分けてもらうことになったようです。
おもてにマイクロバスを運転するレオンが来ました。全員そろってバリ南西の郊外に
あるベルサイユ宮殿に出かけます。朝の早い時間にでかけ,混雑をかわそうという計画
です。市内を走る二両連結のバスに驚きながら朝のパリを走ります。バリは高速道路は
全線無料です。急ぐ車は高速を使って迂回するので,市街地の朝のラッシュはほとんど
ありません。
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二両連結のバス
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朝のパリ |
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| ルーブル美術館 |
アレクセンドル三世橋 |
すこし高まったところに
ベルサイユ宮殿が見えて
きました。近づくにつれそ
の全貌があらわになって
きます。素晴らしい規模
です。白っぽい石造りの
建物の壁面や屋根には
色々な模様や彫刻が見
られます。朝早い時間な
のにもう見物客がごった
返していました。
全部を見るには何日も
かかるとのことです。私
達はお昼までの時間を
かけておもだった部屋を
見て歩くのです。まず最
初に入ったのは礼拝堂。
白と金色を基本とした豪
華な中にも荘厳さが漂う
造りです。奥にはパイプ
オルガンが据わってい
ます。 |
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それから先が大変でした。ダイアナの部屋,王妃の部屋,鏡の間などと続々と続く各
部屋の造作のすごさ。当時の人間の考えつくすべての贅を凝らした壁画,天井画,レリ
ーフ,彫刻。ただただあっけにとられて見て歩きました。
断頭台の露と消えたマリー・アントワネットの寝室,ベルサイユ条約が締結された鏡の
間。歴史の重みをひしひしと感じます。ルイ14世の号令のもと,この宮殿の建設には
なんと半世紀もの長い年月がかけられたそうです。
フランス各地から来た修学旅行の高校生,アジア系の団体などもひしめいていました。
人いきれに酔い始めたころ,やっと裏に出ました。出てみてびっくり,なんと見渡す限り
すべてが庭です。広大な森もあります。中央部には運河もあります。
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宮殿背面
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後ろに広がる庭園 |
かすんでいる果てまでが庭 |
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| 宮殿前面 |
宮殿前面 |
宮殿前面 |
緑が見えたとたん,元気が出てきました。さっそく辺りを徘徊します。きれいに刈り込ま
れた生垣はシデやブナが使われています。花壇の一角の湿った地表をなにやらぶんぶ
ん飛びまわっている昆虫がいました。近寄って見るとハナバチの一種で,地面から羽化
して出てくる♀を求めて♂が飛びまわっているのでありました。
集合時間になったので集まり,宮殿の斜め前にあるカフェに入りました。配られたメニ
ューはなんと日本語で書いてあります。日本人観光客がここでも大量に活躍していること
がわかりました。私は魚料理,家内はウサギ料理を戴きました。私も横からウサギを食
べて見ましたが割合とあっさりしていました。ここではK女史はエスカルゴをお召し上がり
になりました。どの料理にも大ぶりのポテトフライがたっぷりついています。ポテトだけで
腹一杯になりそうです。そして,このポテトフライの猛攻は今後どこででも続いたのです。
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| 宮殿の屋根の一つ |
赤いテントがカフェ |
カフェでの食事 |
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