
 |
ルキアン博物館に飾られていたファーブルの像と
甲虫に関するファーブル執筆の報告書 |
いよいよフランスのファーブル友の会主催ファーブル大
賞の表彰式です。ルキアン博物館の展示室の一室がか
たづけられ,テーブルなどが並べられています。選考に
当たったソルボンヌ大学のショーバン名誉教授やルキア
ン博物館長のクレギュー氏の挨拶の後,発表が始まりま
した。
フランスでの作品募集は小中学校はクラス単位の団体
での応募,高校生は個人応募です。
|
 |
面白いことに,日本のような事前の結果連絡などはせず,その日に選考と表彰があり
ます。
ですから,表彰をうける当事者が後から駆けつけるということもありました。
表彰を受ける生徒や先生は嬉しそうでした。入賞の発表と表彰に続き,入賞作品の展
示と講評が続きます。どの作品も力作ぞろいですし,色使いやデザイン面で日本の場
合の作品とはかなり違う点が参考になりましたが,共通した子供たちの情熱の表現力
は日仏どちらも負けず劣らずでした。
|
 |
子供たちに参加賞を配るトマ氏
仏文部省南フランス大学区長代理,科学・文化教育教員
指導官で私たちの帰りに同行して,佐賀県富士町を訪問した
|
客員の日本側から参列の入賞者は,ファーブルの功績を記した本,この地方ヴォーク
ルーズ県の概要を表した本,美術書,有名な自然観察映画『ミクロ・コスモス』のビデオ
などを戴きました。
 |
 |
| ファーブルの業績を表した本 |
ビデオ『ミクロ・コスモス』 |
表彰式の後は祝賀パーティーです。さっそく定番のワインが用意されます。私たちも日
本から用意してきたお菓子やツマミを出します。主だった方々への日本酒などのプレゼ
ントを贈呈し,パーティーは始まりました。フランスの皆さんの関心は日本から持参した
お菓子やツマミ。お盆に盛って配って廻るとたくさんの手が伸びてきます。
大人数を通訳するのは向こう側のヴェルネさんとこちら側のK女史のたった二人です。
とても間に合うはずがありません。見ると奥方様はフランス人の中へ単身乗り込み厚か
ましさとボディー・ランゲージでこなしています。こちらも勇気を出して適当なボディー・ラ
ンゲージでなんとかしのぎます。一人のフランスおばあさんは英語で「ノン・シュガー,
ノン・シュガー』と言って,オカキやオセンベを好んで食べていました。
新聞社のカメラマンも盛んに写真を撮っていました。入賞した小学校の女先生パトリッ
シアさんも,メモ帳片手にしきりに話しかけてきます。
こちらは,フランスの子供たちを集めて,即席の折り紙教室です。日本人の子供も大
人も器用に折り紙を折るので,子供たちばかりか大人ももらいに来ます。
折り紙の題名を身振りや鳴き声で教えると大喜び。
楽しい時間を過ごしましたが,お開きの時間です。名残を惜しみつつホテルに戻りま
した。 |