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私の友人により2003年7月、ジャコウアゲハの赤紋発達型の多産地が発見されました。
先日、友人はここで先週この異常型♀を1頭採集しており、
この日も同地に追跡調査に来ていました。
ここはジャコウアゲハの常日頃多いところで、
林の中をいくつものジャコウアゲハが飛んでいます。
一方私は定点観測のためここを訪れ、調査中の友人に会って
また異常型が2頭(♂♀)採集できたことを知り驚きました。
正常な個体だと後翅に並んでいる赤〜黄色の弦月紋が、
異常に巨大化しています。
わたしは別の調査のためにその場を離れ、
しばらくして戻ってきたところ、また異常型♀がとれたとのこと。
見せてもらったりするうちに異常型の♀が飛んでいるのを発見し、友人が捕獲しました。
後翅が異様に明るく見えるので、飛んでるときから見分けがつきます。
しばらくたってまた異常型の♀の飛ぶのを見つけ、
オシロイバナの葉に止まったところを写真に写すことができました。
この個体はあとは友人のネットに入りました。
このような異常型の自然界での発生比率は10000頭に1頭いるかいないかと言われています。
友人の話によると、この日結局採集したジャコウアゲハ50-60頭中に異常型は5頭いたことになり、
この産地でのその発生比率は異様に高いといわざるをえません。
友人は♀に卵を産ませてみるといっていましたのでその結果が楽しみです。
また現地での次の世代はどうなるかも興味あるところです。
具体的な産地の記述は諸般の事情をかんがみて遠慮させていただきました。
写真はクリックすると大きくなります。
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現地の正常型♂ |
別の産地の正常型♀ |
異常型の裏面(左♀、右♂) |
異常型♂の表面 |
異常型♀の表面 |
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異常型♀の裏面 (別の個体) |
異常型♀の裏面 (左の個体) |
オシロイバナの葉にとまる異常型♀(さらに別の個体) |
オシロイバナの葉にとまる異常型♀の拡大 |
左記の異常型♀ |
追加レポート
上記よりさらに2日後に短時間ではありましたが、同地を調査に訪れました。
本日は、さらに赤紋発達型個体を8♀追加採集,1♀目撃することができました。
♂の異常型は数が少ないようで今回はまったく見ることができませんでした。
アバウトですが異常型♀の割合は5-10%と思えました。
幼虫もたくさん見ることができました。
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幼虫 |
幼虫 |
幼虫 |
正常型♀ |
産卵中の異常型♀ |
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異常型♀ |
異常型♀ |
異常型♀ |
異常型♀ |
異常型♀ |
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異常型♀ |
異常型♀ |
異常型♀ |
異常型♀ A |
異常型♀ A |
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異常型♀ B |
異常型♀ B |
異常型♀ C |
異常型♀ C |
異常型♀ D |
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異常型♀ D |
異常型♀ E |
異常型♀ E |
異常型♀ F |
異常型♀ F |
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異常型♀ G |
異常型♀ G |
異常型♀ H |
異常型♀ H |
追加レポート2
ジャコウアゲハの発生している場所は、わずかの広さの地で、
そこだけに草むらにウマノスズクサが生えています。
昨年(2003年)秋に草刈が行われたと知人から聞いていました。
今年(2004年)の2月上旬に現地の状態を見に行きました。
なんと、発生地のすぐ手前には木製の防風の柵が設けれ、
背後のウマノスズクサの生えていた草むらは
整地されてしまっていました。
まだ大丈夫と安心して行政に保護を訴えなかったばかりに
この貴重なジャコウアゲハの発生地が消滅しました。
発生地の周囲ではまだいくばくかの越冬蛹がありましょう。
でも、羽化した成虫の産卵するウマノスズクサは
恐らく壊滅状態です。
なんらかの手を打てればよいのですが・・・
| 昨年(2003年)の夏の現地 | 今年(2004年)の2月の現地 |
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追加レポート3
2004年4月25日、駄目かもしれないとの思いを抱きながら現地を訪れました。
なんと大きな柵の背後に胸の高さぐらいの柵囲いが新たに作られ、
マツの苗が植えられているではありませんか。
マツの苗が植えられている場所は、ウマノスズクサの群落のあった場所です。
植栽場所は、つながったサングラスのような形です。
西側の広い部分はまったくウマノスズクサが消滅していました。
しかし東側の狭いほうにはウマノスズクサがちらほらと伸びていました。
周囲には春型のジャコウアゲハの♂がちらほら飛んでいます。
整地された部分より奥で蛹になっていたのでしょう。
♀も3頭ほど飛んでおり、産卵も見られましたが、
産卵するウマノスズクサは、整地した明るい部分に生えているウマノスズクサではなく、
物陰や藪の中に生えている日陰の物に限られていました。
30分ほどの短時間で、捕獲ではなく目視ですが、
はっきり斑紋異常と見れるものは見られなかったように思います。
しかしそのような場所のウマノスズクサは矮小で数もわずかです。
適当な時期に、幼虫の分散を図ってやらねば
共倒れで餓死するとおもわれます。
一応は小規模ながら赤紋発達型の遺伝子は残存することができたようですが
整地し松の苗を植えた部分に生えたウマノスズクサは
同地に残存した分の大半を占める数量であり、今後雑草として抜かれかねません。
| 2004年4月25日の現地 | |
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