拝啓 koga様

投稿者:T.Kimi
投稿日:97年9月13日 01時58分28秒
リモートホスト情報:dial5-3.sunfield.or.jp

(内容)

 こんにちは。

 私の投稿を評価していただいて恐縮です。
 
 kogaさんの投稿を読んだ後、私は本棚から、昔買った『歴史読本』(新人物往来社)の「特集 禁断の古代史書 古史古伝」やら「特集 異端の神々と謎の古代文字」を取り出し、しばしパラパラとめくっておりました。

 当時の私は、これらのことに多少なりとも興味を持っていたということですが、考古学の勉強を進めるにつれ、その興味も薄れていきました。

 思うに、「古代文字」が異端視されるのは、
@史料そのものの信憑性が疑わしいことと、
A史料の解読が暗号解読に近いものがあり、各人各様の解釈が横行し得ること、にあるのではないでしょうか。
 
 kogaさんは「漢字流入以前」と書かれましたが、現在の私はむしろ、「いつ漢字が流入したか」、それを考古学的にどう証明できるかに興味を持っています。

 最近、「漢字では?」と思われる墨書がなされた古墳時代前期の土器が発見されています。また、弥生時代の北部九州と交流のあった朝鮮南部の同時期の墓から筆が出土しており、「将来、日本でも筆が出土するのでは?」という期待もあります。
 第一、卑弥呼は魏の皇帝に対して「使に因りて上表し」、つまり上表文を奉ったというのですから、卑弥呼の周辺には漢字を知っていた人間(倭人か、お雇い中国人かはわかりませんが)がいたということですよね。

 日本史は「歴史学+考古学」だけではだめ―まさにそのとおりだと思います。言語学、民俗学、社会学、地理学、遺伝子学、地質学、気象学…ありとあらゆる方面からのアプローチが必要だと思います。

 これら全部に精通するのは至難の業ですが、少しずつ勉強を進めているところです。
 このホームページを通じてお互いの成果を交換し合い、「古代文字」で書かれた歴史が本当に検討に値するものかどうか、見極めていくことが大切だと思います。

 これからもよろしくお願いします。

                           草々
 T.Kimi



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